慢性的に憂鬱
最近TVでピースの又吉さんをよく見る。あの賞の件で。
だが私はそれとは関係なく、以前から彼の雰囲気が好きで、彼が出ているとつい手をとめて見入っていた。
先日番組で彼が、「ずっと慢性的に憂鬱だ」と話していた。
本を読んだり曲を聞いたりしている時に憂鬱を忘れられるとか、何もしない事が苦痛でありそれが努力とか、共感する部分が多く、やはり「なんだか惹かれるわ」と思った。
一見暗い人に見えるが、真逆の職種である芸人をされているのが不思議。
それなのに、私のような人から見ると、必死に笑わせようとしている明るい芸人さんより、彼の淡々とした語り口調の方がずっと見ていて面白い。
暗いとか明るいとか関係なく、自分の個性を周囲に認められているのが羨ましく思うし、そんな事を気にしない人だからこそ結果を出せているのかもしれない。
「慢性的に憂鬱」という言葉がいい。
まさに私自身、毎日その状態であるが、憂鬱に「慢性的」がつくだけで、憂鬱な事も詩的に感じるから面白い。
普通に聞くと暗いだけだが、よくよく考えてみると、慢性的になんて毎日どれだけ憂鬱なんだと、自分自身が滑稽に思えてくる。
「私、慢性的に憂鬱なんです」と知人に言ってみて、「クスッ」と笑えてもらえたらいいのにね。
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