自治会を脱退する事は許されない?

今日は朝から夫が一人で実家へ。
私は自宅で一人留守番。
先週は何度も義実家に行ったので、「私は家にいてもいい?」と夫に聞くと、案外あっさり許可が下りた。
ホッとした。
夫と一緒に行くと夫がなかなか帰ろうとしない為、滞在時間が長くなるのだ。
しかし家にいるから一人リラックス出来るかと言えば、今日はそうでも無かった。
やはり先週に引き続き、休日の近所は騒がしい。
近所の主婦が幼稚園児の息子に怒鳴っている声が響き渡っていた。
そして昼頃、インターホンが鳴ったかと思えばまた近所の主婦。
そう言えば先週も連休最終日に近所の主婦が土産を持ってきてくれたが…。
3連休最終日。あぁ、ようやく明日から日常が戻る。...
今回は別の主婦だったので、もしかしてまた土産だろうか…と思い玄関を開けた。
すると土産などではなく、自治会のアンケートを聞いて回っていると言う。彼女は現在班長をしている主婦だ。
「休みの日でないとみんな留守が多いから」と言っていた。
そしてその話の内容を聞くと、この自治会の中で、高齢者の人達が自治会を抜けたいと言っているらしい。
私の家の周辺は私と同年代だったり、さらに若い家庭が多い。
しかし少し離れた場所に行くと、そこは私達の親よりさらに上の年齢…80代ぐらいの人達も多いのだ。
そんな中、一人暮らしの老人が増えてきた事もあり、その班の人達が集まり、「私達は自治会を抜けます」と言ってきたと言う。
だがそう簡単に抜けられないのがこの自治会。
今まで何人も個人で抜けたいと言った人がいたが、結局説得されて全員加入している。
それでも今回抜けたい老人達は、自分が高齢であり、自治会の役員などをするのが負担だから抜けたい…という理由らしい。
確かにこれだけ行事も多く、役員の負担も大きいとなれば高齢者なら抜けたくなるのは当然だろう。
しかし今日は来た班長の主婦は、
「私達は高齢者だからって自治会を抜けるのは良くないと思うの。高齢者だからこそ、地域に関わるべきでしょう?」と言い、
「ころりさんも自治会を抜ける事に反対でいい?」と確認された。
この間、私は言葉を発していない。
ただ、頷き話を聞いていただけだ。
だが最後になり「反対でいい?」と聞かれた瞬間、「え?どうしてそうなるの?」と戸惑った。まだ何も言っていないのに。
「うーん、でも私も高齢者になったら抜けたいと思うかも…」
勇気を出して言ってみたが、本音を言えば年齢問わず今すぐ抜けたい。
しかし班長の主婦は、「いやいや、若いからそう言えるのよ!高齢になったら自治会の有難みが分かるわよ」と力説していた。
本当に煩わしい。
自治会が無い地域や、自由参加の地域でも成り立っている場所がたくさんあるのに。
結局アンケートと言っていたが、話をしただけでそのままその主婦は帰って行った。
きっと私も知らぬ間に、「自治会脱退反対派」の一人として数に入れられたような気がする。
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