近所から頂く3連休の土産





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3連休最終日。

あぁ、ようやく明日から日常が戻る。
休日には近所の人の声や騒がしい様子が聞こえてくる為、家にいても落ち着かない。

さらに最近は涼しくなってきた為、皆家の窓を開けている様子で、近所の家の中からも、子供の泣き叫ぶ声や母親の怒鳴る声、電話で会話している声まで聞こえてくる。

こんな時、敷地の広い一軒家や、防音効果の高いマンションに住みたいと思う。
私のような家が密集した敷地の狭い住宅街に住んでいると、とにかく住民の声が近過ぎるのだ。

私は窓を閉め切り、エアコンを入れた。
それでも薄い窓では音を完全に遮る事は出来ず、キャーッ!と叫ぶ子供の声が響いてくる。

そんな3連休がやっと終わる。

ホッとしたような気持ちで夕飯を作っていると、インターホンが鳴った。

玄関を出ると近所の主婦だった。

「良かったらこれ、お土産です」

どうやら連休中にどこかに出かけていたらしい。

「わぁ、いつもすみません!ありがとうございます」

私は大袈裟に喜んでみせたが、内心はまたお返しをどうしよう…と既に悩んでいた。

この主婦は家族で頻繁に旅行に行く。その度にこうして土産を近所の人達に配ってくれるのだが、全く旅行に行かない私は毎回お返しに悩む。

野菜や果物を買ってきたり、スイーツを取り寄せたりして、「たくさん頂いたので」と言って渡したりしている。

だがそれは相手にはバレバレのようで、「わざわざ気を遣わないで下さい」と言われたり。






土産を頂ける気持ちは嬉しいが、こういう事を素直に喜べないのも、本当に心から親しい訳ではなく、普段は目が合ってもそらされたりするような関係だから。この土産も全員に配るので、仕方なく私にも買ってくれているような気がしてならない。

だがそんな気持ちを顔には出さず、「旅行なんていいですね」と社交辞令を言うと、「ころりさんも行けばいいのに」とその主婦は言った。

さらに続けて、「うちなんて家族4人だから費用的にも大変ですよ。その点、ころりさんなら夫婦二人分だから半額でしょ」と言った。

確かに。

だがそういう問題ではない。
そもそも私は口では「いいですね」と言っているが、実際旅行に興味がない。

他人が旅行に行って楽しそうなのは本当に「いいね」と思うが、それは楽しめる人だから良いというだけで、私のような興味が無い人が行っても意味がない。

と、屁理屈を言う訳にもいかず、私はその主婦に言った。

「でも犬がいますしね」

これは嘘ではない。
もともと旅行に興味がない上に、犬に留守番をさせてまで…という気持ちが強い。
私にとってはどんな素敵な場所に旅行に行くよりも、家の中で愛犬とソファに寝転ぶ時間の方が幸せだ。

しかしその主婦は、「ペットショップに預かってもらえますよ!」と力強く言った。

そう言えばこの主婦の家も犬を飼っていたような…。

その主婦は、ペットショップなら何日でも預かってくれるし、散歩やご飯の世話もしてくれるので安心だと力説していた。

そういう事じゃないんだよなぁ…。

と思いながらも言葉を返す事が出来ず、私は曖昧に笑うだけだった。






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Posted byころり
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