私の中から失われていくもの





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今日は愛犬をトリミングに連れて行った。

最近お世話になっているペットサロンで、個人経営の小さなショップだ。
店主は私と同年代の女性。一人で独立して店を持つなんてそれだけで尊敬し羨ましい。

しかし私はこの店に行く時、いつも緊張する。
その店主である女性はサバサバした雰囲気で陽気で明るく悪い人ではないのだが、私とは真逆過ぎるからか合わない。別に店主と客なのだから性格など合わなくても良いのだろうが、犬に関するちょっとした会話をする時もどこかぎこちなく、相手も会話に困っている様子が感じ取れた。

今まで他のペットサロンも利用してきたが、ここまで変な空気になるのは初めて。
私は基本的に間に犬が入ると会話し易くなる為、ペット関係ではそれ程構えないのだ。

それが今回のこの女性だけは何度会っても慣れる事がない。
しかし手際が良く、愛犬がストレスなく早くトリミングを済ませてもらえるのでこのショップを利用している。


この日も少し憂鬱な気分で店のドアを開けた。

すると珍しく先客がいた。
予約制なので今までは他の客と滅多に顔を合わせる事がなかった。

私は意識的に明るくテンションを上げて挨拶をした。
店主も「あ、どうも!」とこちらを見て笑ってくれたが、引き続き先客の相手をしていた。

なので私はその狭い店内の隅に寄り、隠れるようにして彼女達の会話が済むのを待った。

するとその店主と客のくだけた雰囲気に驚いた。
それは店主と客というより、もはや友達のよう。





客も40代ぐらいの女性で、溌剌とした雰囲気。
店主は私と会話するようなぎこちなさは無く、次々と早口で会話している。
お勧めのカフェやコスメの話など、犬の話題ではない事まで話は尽きない様子。

かと言ってその口調から、友人という訳ではなくやはりただの客なのだと思った。

常連なのかもしれないが、それにしても自分との違いに私は居心地の悪さを感じた。何だかこの場にいるのが申し訳ないような気分になった。

しばらくし、ようやくその客が帰り、店主が振り返り私に言った。

「お待たせしました」

その表情は先程とは打って変わり、硬くぎこちない顔だった。
私の方もいつも以上に気まずく、慌てて愛犬を預け「お願いします」とぎこちない笑顔を向けた。

たったそれだけの事。
何て事はない。

だがこんな事からも、私は女性との関わり方をどんどん忘れてしまっていると痛感した。

20代の頃には同年代の女性とそう違和感なく話し、時には友人になる事もあった。
しかし30代、40代となり、人と関わる事が減り、今では大半を家の中で一人過ごしている。

人との話し方、女性同士のノリ、そんなものがどんどん私の中から失われているような気がした。
あんな風に普通に楽しく会話出来ない。

きっと暗くて話しづらい客だと思われているだろうな…

私はネガティブ全開になった。





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Posted byころり
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