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吐気がする程落ち込みながら書いている

ころり

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実家の母から電話があり、また嫌な気分になった。
今、吐気がする程落ち込みながらこの記事を書いている。

「近所の長谷川さん、一人で大変なのよ」

いつもの大袈裟な母の口調から始まり、私の心は身構えた。
嫌な予感がする。これまでも母が他人に干渉する度、私は嫌な思いをしてきた。

「一人暮らしで頼る人もいないのよ。高齢でしょう?一緒に病院に付き添う人が必要よ」

私も知るその長谷川さんは、子供がおらず夫に先立たれ孤独な老人だ。
実家の近所に住む人だが、長谷川さんに子供がいないからか、私は子供の頃からほとんど関わった頃が無かった。

まさに今の私が昔の長谷川さんだったのだろう。
長谷川さんは学校行事や自治会の行事でも顔を見かける事がなく、その頃から引きこもり主婦だった。

大変だろう。可哀想だな。
そうは思うが、だからと言って私自身が立ち入ろうとは思わない。そこまでの関係ではない。

だが私の母は「関わりたい人」だ。

「介護サービスは使っていないの?」と、私は言った。心の中では重い気持ちが渦巻いていた。

「もちろんヘルパーも利用しているわよ。でもやっぱりヘルパーなんて決まった事しか頼めないでしょう?家族のように誰か付き添ってあげた方が長谷川さんも安心だと思うの」

私は息苦しくなった。

母の言いたい事が伝わってくる。
そしてそれを私に言わせようとしている事も。

「私が付き添いをしようか?」

母はその言葉を待っているのだ。




だが私は絶対にそんな事を言わない。いや、数年前までは母の希望通りの言葉を先読みして言っていた。
母が関わりたい人に私も関わっていた。それが母の望みだったから。

だけど最近は意識的に、母が望んでいる言葉を飲み込むようにしている。言わないように我慢する。

「ふーん」

それだけ言って私は黙った。

すると母はしびれを切らし、遂に言った。

「ころり、時間あるでしょう?付き添ってあげれば?」

覚悟していたものの、その言葉を言われ私はカッとなり、言い返した。

「自分が行けば?私はやめておく」

すると今度は母の機嫌が悪くなり、「私は車の運転が出来ないでしょう!」だとか、「あなたは人を助けたいと思わないの⁉」と説教が始まった。

私は最後まで、「私は他人にそこまで立ち入ろうと思わない」と言い続けたが、母に「人として間違ってる」と言われ続けると、自分自身が極悪人のように思えてくる。

だが一方で、母が誰かに何かをしたいと思うのなら、母自身がすればいいのに!といつも思う。
一度や二度ではなく、母が誰かに何かをしてあげたいと思った時、毎回私にそれをするように言ってくるのだ。

私が直接長谷川さんと会話をしたのなら、「何か私に出来る事があれば」と言ったかもしれない。本当に手助けしたいとも思う。

だが母から指示されて動くのはもうウンザリだ。
又、私が長谷川さんの付添をしたとしても、きっと母も付いてくる。自分も関わりたい人だから。

何度繰り返しても平行線。
私はずっとこのまま母から解放されないのだろうか。






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Posted byころり