他人に興味を持てない

ドラマ「凪のお暇、まだ観ていますか?」とコメントを頂いたが、もちろん観ている。それもかなりドハマリしている。
先日の「凪のお暇」も良かった。
こんなにピンポイントで心に刺さるドラマって…原作なのか脚本なのか分からないが、このセリフを書いている人に興味が湧く。
人に興味がない
前回放送の話で、武田真治が演じるスナックのママが、「あんたって自分の事聞き上手なタイプとかって思ってない?」と聞くシーンがあった。
自分から話すのは苦手。
でも相手の話なら相手に合わせて聞く事が出来る。
私も自分自身の事をそう思っていた。
なのでこのセリフにズキッとした。
「自分から会話のボールを投げられないのは、相手に興味が無いから」というセリフにも深く納得した。
なるほど。
言われて考えてみると、本当だ。
相手に合わせる=良い人ではない
私は職場や近所、社会に出ると、自分が嫌な思いをしない事に精一杯で、人から逃げる事が癖づいている。
誰かに興味を持つなんて余裕はなく、重い関係にならない為にどこかで壁を作り、会話していてもその場しのぎ。
上辺で笑い、相手の空気に合わせているだけ。
ずっと昔、職場でやたら私に強くあたる人がいた。
それが辛くて私が辞める事になると、彼女は「逃げる気か」と私に言い、「あなたはいい人ぶっている」とまた怒った。
いつも彼女を怒らせないように機嫌を伺い接していたのに、一体私の何がいけないのか…その時には全く分からなかった。
今でも彼女の意地悪な部分は嫌いだが、ただほんの少し、私に対してイラついた理由が分かるような気がする。
「いい人ぶっている」と言われた理由も。
上っ面の笑顔で話していても、相手は全てお見通しだ。
一歩進む為に
他人に「興味がある」と言われるのは時に鬱陶しいけれど、全ての人から「興味がない」と言われるのも辛い。
人に興味を持ってもらうには、自分がまず他人に興味を持たなくては。
と、理屈では分かったつもりでも、人を目の前にすると何も考えられなくなり委縮する。殻に閉じこもる。
ドラマのように、一歩ずつ進めたらいいのに。
ドラマのように、たった一人の信頼出来る友達が出来ればいいのに。
現実はドラマのようには簡単にいかず、変わるのは難しい。
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