ペットの防災対策とマイクロチップの必要性

台風のニュースを見る度、いつまでも他人事ではない、私も防災グッズを用意した方が良いのではないか…今更ながら気になり始めた。
先日もホームセンターに行き、防災グッズをチェックした。それらは全て私達人間用だ。
だがニュースを見ながらリアルに災害に遭う事を想像すると、やはり何より気になるのが愛犬の事。
先日も散歩中に会った近所の人と、「私達が避難する場所にペットはダメですよね」と犬の避難をどうすれば良いのか…という話になった。
やはり私達の地域ではペットを受け入れる避難場所は無い。
しかし愛犬を残していく事は考えられない為、もしもの時にどうするべきか?いよいよ真剣に考えてみた。
避難しない。家で待機する
家で待機する場合、一番の問題は停電だろう。
特にこの季節、温度の変化に対応できない老犬にとって、エアコンが使えないのは辛い。さらに雨風の為に窓を開ける事さえ出来ない密室だ。
長時間蒸し暑い部屋の中にいれば、熱中症になりかねない。
その為にもせめて電池式の扇風機で空気を循環させたり、保冷剤や冷たいマットなどを活用するしかないだろう。
しかしそれでも無理だとなれば、車を利用する。車ならエアコンが使えるし、一晩ぐらい車内で過ごせそうだ。
なので災害が予想される時にはガソリンは常に満タンにしておかなくては。
愛犬を連れて避難する
家にいては危険。
そんな状況になれば家を出るしかない。だがその場合も絶対に愛犬を連れて出たい。
私はその時に備えて犬用の抱っこバッグを購入する事にした。人で言う「おんぶひも」のようなもの。
普段犬を入れるのはキャリーケースなどを利用している。もちろんそれが可能であればキャリーケースに入れて避難するが、状況によっては大きくて邪魔になるかもしれない。だが抱っこバッグであればコンパクトだし、しっかりと身につけて抱ける方が私も犬も安心だ。
という事で愛犬の避難用品をこんな感じで用意しておいた。
・フード
・水
・折りたためる皿
・ハーネス(迷子札付き)
・薬
・水のいらないシャンプー
・除菌シート
・トイレシーツ
・抱っこバッグ・キャリーバッグ
うーん、なかなかの量。
人間用は適当でいいか…と言いながら、犬の事となると万全を尽くしたいと思ってしまう。
しかし実際、大変な被害などになればこんなにたくさん持って逃げられず、愛犬を抱くだけで精一杯かも。
マイクロチップの必要性
正直なところ、今までマイクロチップの必要性はあまり実感出来なかった。
しかしこれだけ全国で災害が多くなってくると、やはり装着していた方が良いのかな…と思える。
万が一、地震などで愛犬とはぐれてしまった場合、マイクロチップがあれば見つけ出す事が出来るが、そうでない場合は困難だろう。飼い主がマイクロチップを装着していなかった為に、どこかで愛犬が命を落とす事になれば後悔してもしきれない。
長期避難に備える
そして避難場所だが、一時的になら車に避難する事も可能かもしれない。
しかし、何日も家に戻れないとなれば?
人間だけならとりあえず決められた避難場所に行けばよいが、ペットが行けないとなれば自分達でその場所を探しておくべきだろう。
私はネットでペット可能な賃貸物件を探した。
家の周辺にはいくつか空いているマンションやアパートがあったが、ペットが可能かどうかは表示されていない物件もあり、これは事前に問い合わせておく方が良さそうだと思った。
きっと親達に「うちに来ればいいのに」と言われると思うが、出来ればそれは避けたい。
その為にも今から、「もしもの時はここをすぐに借りよう」という場所を考えておく方がいい。
ペットの避難で大切なこと
色々準備するのも重要だが、一番大切なのは他人に迷惑をかけないように日頃からしっかり躾けが出来ているかどうかだろう。と、書きながらも私はこれが一番出来てない、ダメ飼い主だ。
それでも絶対に愛犬と離れる事なく守れるように、出来る事を日頃から準備しておきたいと思う。
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