助けたい気持ちは代償を求めない

このお盆期間は台風がきていた事もあり、実家に兄夫婦は帰省しなかった。
それもあり、実母はストレスMAXの様子。
お盆の前から、そしてお盆の期間中も何度もメールがきて、「早くうちに来なさいよ」と催促された。
しかし私は毎日のように義実家に行っていた為、自分の実家には帰らなかった。
夫婦それぞれの実家
だが先日にも書いたが、普段から頻繁に実家には行っているのだ。
お盆だからといって、絶対に行かなければならないとは思えない。
それも夫の実家には仏壇もあるのだから、どうしてもそちらが優先となる。
そして何より私の心も、実家に行くよりも義父母の家に行く方がまだマシだという思いがあった。
だが我慢出来るような母ではなく、遂に電話がかかってきた。
「お盆なのに来ないってどういう事⁉」
電話に出るなり怒りモード。
私は忙しいと言い訳をしたが、その後会話をしているうちに母の言い分はお盆から台風に移っていた。
「台風の時ぐらい、家族が集まって一緒にいた方がいいでしょう?」
家族だから
結局それが言いたかったのか。
以前から母は台風や災害のニュースが出ると、「実家に帰ってくるように」と言う。
それはきっと、母自身が一人でいるのが不安だからそう言うのだと思うが、実際は自分の為に来て欲しいと言わない。
「あなたの為を思って言っているの。夫は仕事だし一人だと不安でしょう?実家で一緒にいる方が安心出来るでしょう?」
私が「平気。大丈夫」と何度答えても、
「遠慮する事はない、家族なんだから」と押してくる。
言わないと分からないと思い、「自分の家の方が気楽だから」と、ハッキリ言ってみた。
すると母は怒り出し、「親子なのに。それは水臭いって言うの!」と感情的になった。
頼りたいし頼られたい
こんな風に、母は私が頼らないと怒り出す。
それなら常に強く頼れる母なら筋は通るが、何かある度に「私は老人の一人暮らしだから」と、自分は弱くて辛いと私に不安や悲しみをぶつけてくる事に矛盾を感じる。
頼りたいし頼られたい。
それが親心というものなのだろうが、私はそれを素直に受け入れられない。
頼って欲しいなら、まず自分が自立してよ…と思う。
逆に頼りたいのなら、怒らず大人しい親でいてよ…と思う。
もし本当に娘の力になりたいという思いで言っているのなら、怒る事ではないのでは?
助けたいという気持ちは代償を求めないものだと思うから。
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