義母と一緒にお盆準備

今日は義母と百貨店に行った。
お盆用の粗供養を買いに行く為に。
地下の菓子売り場に行き、義母に聞かれた。
「ころりさん、どれがいいと思う?」
「そうですね…洋菓子でいいんじゃないですか?持って帰るのも軽いですし」
私がそう言うと義母は、
「そうねぇ…でもダメよ、あの人は洋菓子が嫌いだから」と、叔母には和菓子にしようと言い始めた。
答えは決まっている
結局いつもこうだ。
義母は最初から誰に何を渡したいのか自分の中で決まっている。
なので私には隣で、「そうですね」「いいですね」と言って欲しいだけなのだ。
そもそも粗供養なんて、全員同じ物でもいいのでは?と思う。
しかし昨年、義母に頼まれて私が粗供養を買っていくと、「全部同じ物にしたの⁉」と呆れた顔をされた。なので今年は一緒に買いに行く事になった。
私が適当に「そうですね」と返答していると義母は満足そうに商品を選び、その後は供花や果物などを購入し帰宅した。
お礼の言葉
帰宅後は早速仏壇周りの準備。
提灯や精霊棚などを飾り始めたが、昨年一度教えられたものの、一年経ってしまうとすっかり忘れてしまった。
ナスとキュウリ…どっち向きに置くんだっけ?
菓子と果物、野菜はこの配置で良かった?
さらにお供え膳を明日作るように言われたが、それも何をどこに入れるのか…うろ覚え。
義母に確認しながら義実家で作っても良いのだが、自分の家で作る方が気楽な為、ネットで調べて自己流で作ろうと思う。
こんな調子では来年もまた忘れてしまい、毎回調べたり迷ったりしてしまいそう。
いっその事、飾り終わった仏壇を、来年の為に写真撮影しておきたいぐらいだ。
だがさすがにそれは不謹慎な気がして出来そうもない。
せめてメモに残しておくか…。
「そろそろ帰ります」
私が義実家を出ようとすると、義母が嬉しそうに言った。
「ころりさんがいてくれて本当に助かるわ。ありがとう」
こうしてお礼の気持ちを口に出してくれるのは有難い――と思うべきだろう。
確かに何も言ってくれない義母ならもっと辛いかもしれない。
だけど何だろう…やはり素直に喜べない。
重く感じてしまうのは私が捻くれているからだろうか。
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