コメンテーターが語る鬱病に思う

鬱病で休養するお笑い芸人のニュースを見ていた時、コメンテーターが鬱病について語っていた。
ほんの些細な事でも大変な事のように感じる。
人が何気なく言った言葉に傷ついてしまう。
鬱病になるとそんな風に神経過敏になる。
だから周囲の人はそれを理解し、そっとしておいてあげましょう――という話。
聞き流せない
その話を聞いていて、まさに今の私そのものだと思った。
一つの事を考え始めるとその事ばかりが気になり、人の言動一つ一つに心が乱れる。
夫にも先日言われた。
「聞き流しなよ」
「気にし過ぎ」
義母との会話で気になった事があり、義母はどういうつもりで言ったのか?それが気になり気分が落ち込む――と夫に相談した時だ。
さらに、義兄が家を出た事や、義兄の家が空き家で今後どうなるのか…考え始めるといよいよ私だけが介護をする人になりそうで不安で堪らない。
又は連日の実母からの電話で辟易としている。
鬱病と性格の境界線
それを言うと夫は先の言葉を言ったのだ。
とにかく何でも気にし過ぎだと。
「気になる気持ちは分からなくもないけど、切り換えなよ」と言われる。
誰だって人から嫌な言葉を言われる事はある。
嫌いな人と付き合わなければならない事も多い。
さらに親との付き合いとなればそれは義務だから仕方がない。
だからこそ、切り換える事が必要だと。
嫌だなーと思っても、家に帰ればその事を忘れ、自分の時間を有効に過ごすべきだと。
……それが出来る性格ならこんなに悩んでいない。
夫は切り換えが出来るタイプの為、私のような根に持つ性格は理解出来ないのだろう。
しかしそもそもこれは性格なのか?それとも鬱病の症状の一つなのか?と、先日のテレビを見ていて思った。
鬱病になったから神経質なのか、神経質な人だから鬱病になったのか。
そう考えると鬱病と診断される線引きが分からなくなる。
ただ、鬱病と診断されると周囲がそっとしておいてくれるなら、私は時々鬱病だった自分に戻りたくなる。
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