大切にして欲しいと言えばいい

しばらく実家に行っていない。
と言っても2週間程度だが、それだけ連絡もせず放っておくと、必ず母は機嫌が悪くなる。
母は我慢が出来なくなったのか、朝から電話がかかってきた。
案の定、電話に出ると母は開口一番に言った。
「どうなってるの?何かあったのかと思って心配するでしょ⁉連絡ぐらいしなさいよ」
「…ついこの前会ったばかりでしょ…」
私は弱々しく反論するが、母は聞いてもいない。
この2週間分を吐き出したいのか、畳み掛けるように話し始める。
そして言った。
「今日は今からうちに来なさいよ。お父さんの所に一緒に行きましょ」
私はウンザリした。
最近母は頻繁に父の元に行きたがる。だが一人で行きづらいのか、私を誘う事が多くなった。
何か父に用がある訳でもなく、3人で会っても気まずい空気で食事をするだけだ。
「一人で行けば?私は用があるから」
今日は予定は無かったがそう嘘をつくと母は、「また今日もあちらの実家?」と聞いてきた。
「そうよ」と私が言うと、母は明らかに不機嫌になり、
「あちらのお義母さん、ころりに頼ってばかりね!ころりもころりよ、夫の親とばかり会っていないで、他の事にも目を向けなさい」と言った。
「パートに行ったり、家で仕事をしたりもしてるし、他にも忙しいわよ」
私が言い訳っぽく反論すると、「違うの!友達ともっと会いなさい!同年代の女性同士の会話って大切なのよ!」と母が言った。
また始まった。
何かと言えばすぐに「友達を作れ」だの、「女同士が一番だ」と言い始める。
だが母の本当の望みは、私に来て欲しい事だったはず。
それならそれを素直に頼めばいいのに、別の方向から私を非難する。
夫の実家ばかりではなく、私の事も大切にして欲しいと言えばいい。
ただ娘に会いたい、来て欲しいだけだと言えばいい。
なのにそう言わず、娘非難。
「とにかく私は行けないから。一人で行けば?」
私はそう言って電話を切った。
きっと母は怒っているだろう。
そして母はこの怒りを忘れる事はなく、次に会話する時に必ずまた持ち出す。
「この前あなたはあんな風に言って電話を切ったけれど、あれは間違っているわよ」
もうやめて!
想像するだけで私の心は不安定になる。
「あちらのお義母さん、ころりに頼ってばかりね!ころりもころりよ、夫の親とばかり会っていないで、他の事にも目を向けなさい」と言った。
「パートに行ったり、家で仕事をしたりもしてるし、他にも忙しいわよ」
私が言い訳っぽく反論すると、「違うの!友達ともっと会いなさい!同年代の女性同士の会話って大切なのよ!」と母が言った。
また始まった。
何かと言えばすぐに「友達を作れ」だの、「女同士が一番だ」と言い始める。
だが母の本当の望みは、私に来て欲しい事だったはず。
それならそれを素直に頼めばいいのに、別の方向から私を非難する。
夫の実家ばかりではなく、私の事も大切にして欲しいと言えばいい。
ただ娘に会いたい、来て欲しいだけだと言えばいい。
なのにそう言わず、娘非難。
「とにかく私は行けないから。一人で行けば?」
私はそう言って電話を切った。
きっと母は怒っているだろう。
そして母はこの怒りを忘れる事はなく、次に会話する時に必ずまた持ち出す。
「この前あなたはあんな風に言って電話を切ったけれど、あれは間違っているわよ」
もうやめて!
想像するだけで私の心は不安定になる。
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