罰が当たったのかもしれない
今日は朝から何か変だと感じていた。
寒気がして鳥肌。
体が怠くて動いていてもすぐ横になりたくなる。
夏バテと言うには早過ぎる。
自堕落な生活をしているから、自律神経が乱れているだけだろう――そう思っていた。
しかし昼を過ぎたあたりから、徐々にハッキリと腹部の痛みを感じ始めた。
キューッと差し込むような痛みがあったかと思ったら、しばらくすると痛みが消える。その繰り返し。
最初はそのうち治るだろうと思っていたが、徐々に痛みが来るまでの時間が短くなり、さらに痛みも我慢出来ない程になった。
これは…
食中毒か冷えたのか。
遂に我慢の限界に達し、トイレに飛び込んだ。
そこからトイレから出られない状態に。
嘔吐と下痢の繰り返しで、蒸し暑いトイレの中で汗だくになりながらも、痛みのあまり寒気が止まらない。
この時もやはり痛みの波があり、痛みが治まった瞬間から、次の痛みがいつ来るだろうと身構える。
そうして何時間もトイレに座り続けた。
そのうち頭が朦朧として、このまま時間が経てば治るのかどうか不安になってきた。
そして、一人暮らしで病気になるとこんな気持ちになるのだと実感する。
誰か助けてくれる訳でもなく、誰かが帰宅し気付いてくれる訳でもない。
それを想像するとどれ程怖くて不安だろうと思う。
私も日中に一人なのは同じだが、後で帰宅する家族がいるのといないのでは大きく違う。
ますますこの先一人になってしまう事への不安が膨らんだ。
そんな事を朦朧と思いながら痛みに耐えていると、ようやく18時頃に痛みが治まってきた。
長かった…。
帰宅した夫に、今日はこんなに痛くて辛かったと話をした。
だが既に目の前には回復した妻がいるので、夫はそれ程心配もせず興味なさそうに聞いていた。
それでも話せる相手がいるのは大切だと実感する。
それにしてもこのタイミングでトイレの住人になってしまうなんて…。
先日からトイレ掃除の事で文句ばかり言っていたので罰が当たったのだろうか。
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