周囲に理解されない在宅ワーク
皆さんいつもコメントありがとうございます。
どれも大切に読ませて頂いています。
先日の「お母さんって毎日何してるの?」の記事で、私の書き方が足りずに伝わりづらい箇所があったようなので、少し付け加えます。
コメントの中で、「あの記事の中の女性(母親)は、無職ではなく仕事をしているのだから子供にそのまま伝えれば良いと思います」というご意見を頂きました。
それが、あの女性は子供には在宅ワークをしている事を既に説明済みなのです。
なので子供は母親は家で仕事をしている――と漠然と分かってはいるものの、友達に聞かれて上手く説明出来る程理解出来ていない。
というか、その母親本人でさえママ友や近所の人に、「家でどんな仕事してるの?」と聞かれても説明が難しいと悩んでいました。
「ネット関係、web関連、ライター、ホームページ作成…」その時々で色々な言い方をしてみても、普段パソコンを使用しない主婦も多く、何だかよく分からない仕事だ…と思われている気がすると。
もっと辛いのは、暇だと思われている事。
家で仕事をしているらしいけど自由がきくでしょ?と言われ、学校や自治会の役員をすぐ頼まれる。たとえ忙しくても時間拘束されている訳ではないから断りづらい。
本人自身も在宅ワークを周囲の人に「普通の会社員と同等」に扱ってもらうのは難しいと感じているのに、息子にそれを理解してもらうのはもっと難しい。
子供も、お母さんは家で仕事をしていると言うけど、いつも昼は家事をしたり子供の相手をしている(子供がいない時間に仕事をしている)から、見ていて仕事をしているという実感がない…そして友達に聞かれると思わず、「さぁ知らない」と言ってしまった。
どう説明して良いか分からなかったのでしょうね。
この女性に比べれば私なんて本当に片手間ですが、それでも急ぐ仕事がある時など、義母や実家の母から「家で仕事なんていつでも出来るでしょ、早く来てよ」と言われるとイラッとします。
以前有名な女性作家のエッセイを読んだ時も、親の介護問題で兄弟と話し合った時、「作家なんて自由がきくだろ」と言われ理解してもらう事の難しさを感じたと書かれていました。
その作家にとっては、テレビを見たり、お茶を飲んで外を眺めたりしている時間も、「創作活動」の一部なのだと。
それを介護で時間に追われてしまうと、小説が書けなくなるが、兄弟にはそれが分からない。
私は読んでいて、そんな地位の人になっても、まだ理解してもらうのは難しいのか…と悲しくなりました。
とはいえ…
自分が望む形で働ける事を有難く思うべきなのでしょうね。
たとえ他人に理解されなくても。
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